豊洲の影には何がある? 改憲と原発の再稼働について

みなさん、こんにちわ。
ぷちウェブ作家のとし兵衛です。

メディアは築地市場の豊洲移転問題でにぎわってますね。

いろいろと怪しい話が出てくるなか、石原慎太郎元都知事は「だまされた」などと無責任なことを言ってますし、問題を指摘する立場の小池百合子都知事は株を上げているようですが、さて、いかがなものでしょうか。

いきなりですが、この記事のテーマは、「全体主義的格差社会の到来と祈りの効用」です。

賢明な読者のみなさんはご承知の通り、小池氏は「全体主義的格差社会」を進める急先鋒的人物です。

石原氏もお仲間です。

豊洲移転問題は、保守派の内部の利権争いにすぎないんじゃないでしょうか。

そんな内輪もめのごたごたで、わいわいやっているうちに、なにやらいろいろまずいことが進んでいるんじゃないでしょうか。

  *  *  *

ひとつは改憲の問題です。

先の参院選で改憲派は三分の二議席を確保しました。
具体的な改憲に王手がかかった状態です。

改憲の動きをこのあとどのように進めてくるかはまだ分かりませんが、緊急事態条項を盛り込んだ改憲が成立すれば、日本の全体主義国家化はほぼ完成です。

この状況の中、参院議員の山本太郎氏は、三宅洋平氏と組んで「憲法フェス」を行なっています。

改憲の問題点を周知することが重要という考えでしょう。

沖縄・高江のヘリパッド建設反対運動に対する「弾圧」を見れば、現行憲法のもとで、すでに日本の主権在民という基盤はぼろぼろと言っていい状態なのは明らかです。

この上、改憲がなされれば、いったいどんな状態がやってくるというのでしょうか。

  *  *  *

もうひとつは原発の再稼働の問題です。

福島第一の事故処理が遅々として進まない状況を見れば、原発の即時停止が明らかに合理的と思われます。

にもかかわらず、第二次大戦で戦局が悪化しても停戦に向けて舵を取ることができなかった大日本帝国の時代と同様、作ってしまったのだから止めているわけにはいかないとばかりに、原発の再稼働が進められています。

川内原発は知事の申し入れにも関わらず、九州電力は定期点検まで停止しないという強硬な態度ですし、新潟では原発の再稼働反対で影響力を発揮していた泉田裕彦・現知事が次期の知事選への出馬を直前で取りやめるという「異常事態」が起きています。

原発推進派と反対派のこの競り合いを、なんとか原発の停止の方向に持っていきたいところですが、マスメディアは「全体主義体制」に実質組み込まれているため、なんとも困難な状況が続きます。

  *  *  *

アメリカの「属国」ニッポンは、すっかり「格差当たり前社会」の時代に突入し、そこに日本が戦前から抱え続ける「天然全体主義」的価値観が加わって、世界でも例を見ない「全体主義的格差社会」を実現しつつあります。

改憲も原発も、この「格差社会」を維持するための装置にすぎません。

このような困難な状況の中で、ぼくたち国民の一人ひとりは、何ができるのでしょうか。

ネット上で、「保守派」の人たちに喧嘩を売るのではなく、建設的な議論をしていくことは、大切なことだと思います。

また、ネットという世界がセグメント化されており、どうしても「小さな」世界になりがちなことを考えると、現実の場で、勉強会や集会に参加するということにも、大きな意味があるでしょう。

なんらかの活動にボランティアの形で参加することもできますし、カンパや寄付も重要な意思表示となります。

社会を変えるための、こうした「普通」の方法の他に、ぼくがお勧めしたいのは、自分の意識を変えていく方法です。

瞑想やイメージトレーニングの効用がもてはやされる時代ですが、「祈り」という一見古臭く、非合理的に思われがちな行動も、自分の無意識に働きかけ、周りに影響を及ぼしうる点から言えば、こうした困難な時代にこそ見直す価値のある、素晴らしい人類の発明なのではないでしょうか。

自分の幸せを祈り、家族の幸せを祈り、国の平和を祈り、世界の平和を祈る。

一部の人は、戦争で儲けよう、原発で儲けようとしてしまうのですが、家族の健康や世界の平和を願わない人はあまりいません。

平和に対する祈りをもとに、原発の問題を考え、憲法の問題を考え、違う立場の人の意見も認めた上で、現実としてどのような方策を取るのかを模索していくことが必要です。

長いものに巻かれることなく、自分の感覚を信じて、明るい未来のやってくることを祈って、日々の暮らしを続けていきたいものだと思います。

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