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2016年9月26日月曜日

改憲に王手。ニッポンはホントーに大丈夫なのか?


先の参院選で改憲派が三分の二議席を確保し、いよいよ日本の行く末には暗雲が垂れ込めているように思われます。

もんじゅは廃炉に向かう模様ですが、新型の「高速炉」という愚にもつかない選択肢で利権を温存しようとする勢力につける薬はありません。

沖縄・高江のヘリパッド建設現場では、民主主義とは程遠い手続きで、今日も貴重な自然が破壊され、反対運動をする市民に対して人権を無視した「弾圧」が続きます。

ニッポンという国は、ホントーに大丈夫なのでしょうか?

そして、ぼくたち国民の一人ひとりは、こうした状況下で何ができるのでしょうか?

  *  *  *

うちの親父は建設会社に勤めて、公団関係の仕事をしていたので、役人や政治家の悪口をよく言ってました。

また、かつての東京オリンピックのころに生まれたぼくは、学生運動の時代は知りません。

若いころはSFをよく読みましたが、SF関係の人の文章に、学生運動の時代にSFなど読んでいると、運動の人たちがやってきて、お前らこの時代にSFなんぞにうつつを抜かしていていいと思っているのか、とアジられる、というようなことが書いてあったのを思い出します。

ぼくはと言えば、そんな時代に生きていたらアジられる側に回っただろう、まったくのノンポリで政治音痴の若者でしたが、チェルノブイリの事故をきっかけに、この社会の仕組みに目がいくようになりました。

SF小説を読んで、仲間とあーだこーだ言ってるだけの頭でっかちの人間だったぼくが、チェルノブイリをきっかけに、原発反対の運動に足を突っ込んだり、「障がい」者のための施設で働いたりする中で、この世の中にどんな問題があって、自分には何ができるのかというようなことを、自分なりに肌で感じながら考えることができたのは、人生にとって大切な財産になっていると思います。

  *  *  *

ぼくにとっての、そうした転換期は、二十代の末に訪れましたが、仲間と出していた同人誌に、そんな社会的な思いを綴ったところ、それを読んだ知り合いの女の子から手紙をもらい、堀田善衛の「広場の孤独」をすすめられました。朝鮮戦争を題材に、ある新聞記者の政治に対する「コミットメント」を書いた物語です。

はじめて読む堀田善衛は新鮮で、実際に戦争を経験した日本人が、戦争という政治的事態とどう関わるかを思い悩む、その真摯な物語によって、単純に戦争を悪としては片付けられないという当たり前の事実を確認させられ、人間社会の持つ業というものを考えるきっかけの一つとなりました。

そうして堀田善衛という人物を知ったとき、彼がその晩年に日本を離れ、スペインで平安朝について調べて過ごしたという事実に、若いぼくは少なからぬ違和感を感じました。

なぜ、日本にとどまって、活動を続けなかったのだろうか、と。

しかし、福島第一の事故が起こり、戦前とは異なる様相ではあるにしろ、ニッポンの「天然全体主義」が猛烈な勢いで拡がるのを見るとき、日本という場所から物理的に距離を取ることにも、大きな意味があることを理解するようになりました。

  *  *  *

今ぼくは、西インドのプシュカルという街にいます。

西に広がる砂漠の入り口にあるヒンドゥー教の聖地は、仏教を通じて日本につながり、イスラムによってペルシアにつながっています。

インドはまさにアジアのど真ん中であり、欧米ははるか彼方です。

そのインドも、近年の高度な経済成長とともに欧米からの経済の波にさらされており、地球規模の時代の急速な流れが感じられる一方、数千年来の宗教的、文化的な分厚さにも満ち満ちています。

人は環境によって創られるものです。

日本という国は、地勢的・歴史的に隔離されがちな環境にあります。

日本という文化環境にどっぷり浸かっていると、どうしても自家中毒に陥りやすい。
そんなことを思います。

もちろん、日本という場所での地道な活動こそが、日本を変えていくための一番の大もとには違いありません。

けれど同時に、日本の外からの視点を取り入れ、客観的に物事を捉えることが、日本という国のさらなる成熟のためには必要なことだと思うのです。

そのとき、「日本より進んだ西洋」という考え方が、とてつもなく片寄ったものであることを、十分に認識する必要があるでしょう。

経済・工業・科学的にいえば、西洋的な合理主義は確かに大きな力を持っています。
また、個人の自由という観点からすれば、欧米的民主主義には、まだまだ見習うべき点があります。

しかしながら、日本のかむながら、老子的なタオの思想、仏教的無我、ヒンズーのアドヴァイタといった価値観を考えるとき、実質的に宗教を捨て去った西洋の近代合理主義というものが、表向きは人権の尊重というものの、実際には、他民族の宗教的価値観を破壊し、物質主義を蔓延させ、人間の生きる意味を損なわざるを得ない、経済至上主義的な価値観にすぎないことを忘れるわけにはいきません。

いま世界的な問題となっているテロリズムの蔓延は、イスラム社会と西洋的合理主義との対立として図式化されているわけですが、これを「イスラム社会の無法者によるテロリズム」として一方的に捉えるのではなく、西洋文明に端を発する「経済至上主義によるイスラム社会へのテロリズム」としても理解する必要があります。

つまり、情報的に鎖国状況にある閉塞した日本に必要な外からの視点というものが、アメリカ一辺倒であってはならないのは当たり前としても、西洋的な合理主義にとどまるものではなく、逆に西洋的「経済至上主義」を解毒化するような、多様な文化的視点でなければ十分な意味を持ち得ないと思われるのです。

  *  *  *

福島第一事故以降の日本はといえば、文化的には爛熟、経済的には停滞、思想的には反動といった状態が続き、周りの空気に飲まれてしまったら生き苦しくて仕方のない、なんとも大変な時代になったものだなと思います。

そして、どっぷり日本に浸かっていると、どうしても周りの空気に飲み込まれがちです。

ある人は、東京を離れろと言います。別の人は日本を離れろと言います。
そのようにできる人は、それもいいでしょう。

けれど、それが「できない」人はどうすればいいのでしょうか。

「できない」人や「しない」人でも、どっぷり日本に浸かるのをやめることはできます。
それは結局、意識の問題だからです。

人間というものは、ついつい自分の感じていること、自分の周りで起きていることがすべてなのだと、錯覚しがちです。

けれども、世界というものは、まだまだ広いのです。

どんなに科学技術が発達しても、一人の人間が一生のうちに経験できることには限りがあり、逆にそのことが、ぼくたちに未知の世界というものを保証してくれます。

いつでも心を広く持ち、知らない世界に対して開かれた気持ちでいること。

そして、自分が変わることを恐れず、むしろ楽しむこと。

そういう構えで生きることができれば、日本という国で暮らしているにしても、いつでも違う空気を吸うことができるはずです。

  *  *  *

逆境のときにおいてこそ、人間の持つ力というものが試されます。

今この状況で何ができるのかを考えるとき、特効薬というものはありません。

一人ひとりが自分のできることを地道に続けるだけのことです。

苦しいときにこそ、明日への希望をしっかりと持ち続けることが大切です。

「あの頃はホントにひどかったね」と、いつか笑いながら話せる日が来ることを信じて、今日もゆるゆると歩き続けたいと思います。

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2016年9月15日木曜日

豊洲の影には何がある? 改憲と原発の再稼働について


みなさん、こんにちわ。
ぷちウェブ作家のとし兵衛です。

メディアは築地市場の豊洲移転問題でにぎわってますね。

いろいろと怪しい話が出てくるなか、石原慎太郎元都知事は「だまされた」などと無責任なことを言ってますし、問題を指摘する立場の小池百合子都知事は株を上げているようですが、さて、いかがなものでしょうか。

いきなりですが、この記事のテーマは、「全体主義的格差社会の到来と祈りの効用」です。

賢明な読者のみなさんはご承知の通り、小池氏は「全体主義的格差社会」を進める急先鋒的人物です。

石原氏もお仲間です。

豊洲移転問題は、保守派の内部の利権争いにすぎないんじゃないでしょうか。

そんな内輪もめのごたごたで、わいわいやっているうちに、なにやらいろいろまずいことが進んでいるんじゃないでしょうか。

  *  *  *

ひとつは改憲の問題です。

先の参院選で改憲派は三分の二議席を確保しました。
具体的な改憲に王手がかかった状態です。

改憲の動きをこのあとどのように進めてくるかはまだ分かりませんが、緊急事態条項を盛り込んだ改憲が成立すれば、日本の全体主義国家化はほぼ完成です。

この状況の中、参院議員の山本太郎氏は、三宅洋平氏と組んで「憲法フェス」を行なっています。

改憲の問題点を周知することが重要という考えでしょう。

沖縄・高江のヘリパッド建設反対運動に対する「弾圧」を見れば、現行憲法のもとで、すでに日本の主権在民という基盤はぼろぼろと言っていい状態なのは明らかです。

この上、改憲がなされれば、いったいどんな状態がやってくるというのでしょうか。

  *  *  *

もうひとつは原発の再稼働の問題です。

福島第一の事故処理が遅々として進まない状況を見れば、原発の即時停止が明らかに合理的と思われます。

にもかかわらず、第二次大戦で戦局が悪化しても停戦に向けて舵を取ることができなかった大日本帝国の時代と同様、作ってしまったのだから止めているわけにはいかないとばかりに、原発の再稼働が進められています。

川内原発は知事の申し入れにも関わらず、九州電力は定期点検まで停止しないという強硬な態度ですし、新潟では原発の再稼働反対で影響力を発揮していた泉田裕彦・現知事が次期の知事選への出馬を直前で取りやめるという「異常事態」が起きています。

原発推進派と反対派のこの競り合いを、なんとか原発の停止の方向に持っていきたいところですが、マスメディアは「全体主義体制」に実質組み込まれているため、なんとも困難な状況が続きます。

  *  *  *

アメリカの「属国」ニッポンは、すっかり「格差当たり前社会」の時代に突入し、そこに日本が戦前から抱え続ける「天然全体主義」的価値観が加わって、世界でも例を見ない「全体主義的格差社会」を実現しつつあります。

改憲も原発も、この「格差社会」を維持するための装置にすぎません。

このような困難な状況の中で、ぼくたち国民の一人ひとりは、何ができるのでしょうか。

ネット上で、「保守派」の人たちに喧嘩を売るのではなく、建設的な議論をしていくことは、大切なことだと思います。

また、ネットという世界がセグメント化されており、どうしても「小さな」世界になりがちなことを考えると、現実の場で、勉強会や集会に参加するということにも、大きな意味があるでしょう。

なんらかの活動にボランティアの形で参加することもできますし、カンパや寄付も重要な意思表示となります。

社会を変えるための、こうした「普通」の方法の他に、ぼくがお勧めしたいのは、自分の意識を変えていく方法です。

瞑想やイメージトレーニングの効用がもてはやされる時代ですが、「祈り」という一見古臭く、非合理的に思われがちな行動も、自分の無意識に働きかけ、周りに影響を及ぼしうる点から言えば、こうした困難な時代にこそ見直す価値のある、素晴らしい人類の発明なのではないでしょうか。

自分の幸せを祈り、家族の幸せを祈り、国の平和を祈り、世界の平和を祈る。

一部の人は、戦争で儲けよう、原発で儲けようとしてしまうのですが、家族の健康や世界の平和を願わない人はあまりいません。

平和に対する祈りをもとに、原発の問題を考え、憲法の問題を考え、違う立場の人の意見も認めた上で、現実としてどのような方策を取るのかを模索していくことが必要です。

長いものに巻かれることなく、自分の感覚を信じて、明るい未来のやってくることを祈って、日々の暮らしを続けていきたいものだと思います。

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2016年9月14日水曜日

本の紹介:「呪術師カスタネダ」


「呪術師カスタネダ」リチャード・デ・ミル、マーティン・マクマホン; 高岡よし子、藤沼瑞江訳; 大陸書房1983


アメリカの人類学者カルロス・カスタネダはご存知でしょうか。
メキシコでドン・ファンという呪術師に弟子入りした経験を書いた著作で有名な人物です。

このドン・ファンシリーズでは、アメリカ大陸に呪術師の思考体系というものが、欧米の近代的合理主義に匹敵する精緻な体系として、カスタネダの実践を通して物語として語られるところが、実におもしろいところです。

さて、カスタネダに関心のある人には、ぜひこの「呪術師カスタネダ」という本の第二部を読んでほしいと思います。

だいぶ前からこの本のことは知っていましたが、大陸書房というどちらかというとオカルトな出版社から出ているので、ちょっと怪しさ を感じ、手をつけずじまいでいました。

それが、カスタネダと親交のあるフロリンダ・ドナーの「魔女の夢」を先日読んでみたところなかなか面白かったので、こちらも読んでみることにしたのです。

すると、まったく怪しいところなどない、とても面白い本でした。

アメリカでは別々に出版されている二冊の本をまとめたもので、第一部「呪術師ドン・フアンの世界」は、カスタネダの最初の三冊の著作を手際よくまとめて紹介したもので、それが人類学専攻の学生向きの参考書だというのもおもしろいですね。

この部分は、カスタネダをまだ読んだことのないひとが試しに読んでみるのにもいいと思うし、カスタネダを読み込みたい人にも便利に使えるでしょう。

そして、この本の真骨頂は第二部「カルロス・カスタネダの旅」にあります。

カスタネダの著作はとかく、ノンフィクションなのかフィクションなのか、という視点から論じらたりしますが、著者のデ・ミルは綿密な資料に基づき「カスタネダの著作は事実に基づくフィクションである」と断定します。

けれど彼は、一部の学者の先生方のように、「だからカスタネダの著作はでっち上げのうそっぱちで、これっぽっちも価値がない」というのではありません。

膨大な資料に基づいて、自身の経験も交えて紡ぎ出されたカスタネダの著作を、C・S・ルイスにも比べられる力を持った小説として評価するのです。

カスタネダへの愛情に満ちた、だかちこそ辛口の批評満載の、評伝かつ評論であり、カスタネダに関心を持つすべての人に是非読んでもらいたい本です。

カスタネダをよく知ってているあなたにもきっと新しい発見があることと思います。

なお、デ・ミルがまな板に載せているのは、以下のシリーズ第一作から第四作です。

  呪術師と私―ドン・ファンの教え

  呪術の体験―分離したリアリティ

  呪師に成る―イクストランへの旅

  力の話(講談社から「未知の次元」の題で刊行されていたものの新訳)

この四冊の中では、「力の話」が一冊で十分まとまっていて、カスタネダの世界の核心を突いていますので、カスタネダを初めて読む方にもお勧めです。

ちなみにリチャード・デ・ミルは元々心理学畑の作家ということで、もう一冊カスタネダについて"The Don Juan Papers" という本を出しています。

こちらもそのうち読んでみたいところです。

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[http://d.hatena.ne.jp/suganokei/20080716/1216172549を改稿]

2016年9月10日土曜日

三宅洋平は応援するに値する人物なのか


ミュージシャンの三宅洋平氏は、テレビに出るような有名人ではありません。

彼は、過去二度の参院選に立候補し、音楽を有効に使った「選挙フェス」という手法で、2013年の比例区では18万票、2016年の東京区では25万票を得票しました。

残念ながらどちらも当選には至りませんでしたが、「反戦・反基地・反原発」の明確な姿勢は評価に値するものと考えます。

一方、三宅氏は、ネット上で「陰謀論者」で「レイシスト」だと非難され、その上「安倍昭恵氏とつるんで、安倍政権に加担している」といった酷評も見受けられます。

果たして三宅洋平氏は、応援し、支持するに値する人物なのでしょうか。

  *  *  *

結論から言うと、彼は応援するに値する人物だと思います。

というのは「反戦・反基地・反原発」の明確な姿勢があれば、安倍政権に物申すには十分だからです。

安倍政権の進める日本の「戦争国家化・全体主義国家化」と「原発再稼働」の流れは実に強力です。

残念ながら民進党は、政策のかなりの部分が自民党と重なってしまっており、十分な反対勢力とは言えません。

その他の反対勢力も、十分に国民の気持ちをつかむことができないまま、日本の戦後民主主義はずるずると後退し続けてきたのではないでしょうか。

この状勢において、新しい流れを生み出すことができれば、安倍政権の政策に待ったをかけられる可能性もありえます。

そのとき、「反戦・反基地・反原発」の明確な姿勢に加えて、三宅洋平氏の持つカリスマには大きな希望が持てると思うのです、

  *  *  *

現在、国会では、山本太郎氏がよい活動をしてらっしゃいます。
しかし、一人でできることには限りがあります。

そこにもし、三宅洋平氏が続くことができれば、はじめは小さな流れであっても、それがやがて大きなうねりへとつながっていく。そういうことが期待できると思うのです。

最初は点にしかすぎなくても、点の数が増え、点と点がつながって線になり、線と線がつながって面になる。そうした長い目で見るビジョンを持たない限り、世界が変わることは期待できないでしょう。

今、その出発点として、ぼくは三宅洋平氏を応援するのです。

そして、この文章を読んで共感してもらえたら、ぜひあなたにも応援してもらいたいと思うのです。

  *  *  *

三宅氏にはさまざまな弱点があります。

現在の三宅氏は、政治家として最高の人物とは言えないでしょう。

けれど、彼には経験を通して学び、批判の声も聞き入れる柔軟さがあると考えます。

ネット上の批判に一々答える余裕はないでしょうし、拙速な反応で反発を買ったりもしていますが、人間には誰でも限界があるのですから、細かいことにこだわりすぎて、可能性の芽を摘んでしまうのはもったいないことだと思います。

彼の発言や行動について、おかしいと思う部分はおかしいと指摘し、こうしたらいいだろうと建設的な提案をすることで、三宅氏を批判的に応援していきたいと思うのです。

そんなふうにすることが、日本を変え、世界を変えるかもしれないと考えると、どことなく楽しい気持ちにもなってきます。

急速に「全体主義化していくニッポン」で日々息苦しさを感じるからこそ、「希望」というものを大切にしたいと思うのです。

三宅洋平氏にヒーローを期待するわけではありません。
三宅教の信者になるわけでもありません。

三宅氏と共に日本に新しい流れを創り出していくことができたら楽しいだろうなと、そんなことを夢見ながら生きていきたいと思うだけなのです。

そして、そうした流れにひょっとしてあなたも加わってくれたらなと、考えるだけなのです。

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2016年9月8日木曜日

沖縄高江ヘリパッド建設反対に関わる情報をいくつか


「チョイさんの沖縄日記」(2016年08月23日)より。
沖縄県公安委員会は、今回の援助要求にあたって委員会で協議はしていない。「持ちまわりで決定したので会議録はない」沖縄県公安委員会の要請の前に、警察庁が各地の警察本部に指示を出している。派遣費用も「国庫支弁」
沖縄高江への各地からの機動隊の派遣、変則的なことになっているようです。民主的な手続きにのっとった上で、きっちりとした国民への説明が望まれます。

  *  *  *

琉球新報(2016年9月6日15:42)の記事より。
東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設に伴う市民らの抗議行動で6日午前、東村高江の新川ダム近くの県道70号上で工事関係車両の動きを封じるために徐行運転していた女性が警察に身柄を拘束された。
徐行運転していただけなのに「地面に押さえ付け手錠をかけて拘束」って、警察にそんなことをする権限があるのでしょうかね。

  *  *  *

沖縄タイムスの記事「高江の農家、ヘリパッド抗議に苦情 県道混乱で生活にも支障」(2016年9月8日)より。
県道70号では8月から、市民が「牛歩作戦」として、工事車両の前を時速10キロ未満の速度で走る抗議行動を展開。機動隊の交通規制もあって県道は渋滞し、出荷や作付けする農家を中心に地元住民の往来に支障が出ていた。(中略)当初の機動隊への怒りの矛先は市民側に変わりつつある。

「ヘリパッド反対運動」によって高江の住民の生活に支障があるとしたら問題です。規制をしている機動隊の側には問題はないのか、「反対運動」側と高江住民との意思の疎通はできているのか、ちょっと心配なところです。

  *  *  *

人力車夫でラッパーの大袈裟太郎氏の言葉、安倍昭恵氏の沖縄高江訪問について。高江の報告・まとめより。
現地の住民たちの考えは、意外なほどネットに反映されていないものだ。 
昭恵氏訪問を良しとする者もいれば、悪しとする者もいる。ただ、そんなのことに拘泥してられないほど、日々の抗議や排除の波は慌ただしいのが現実のところだ。 
結局、ネットで叩いているのは、高江のほうも住民のほうも向いていない人々ではないか? 
政治活動を笠に着て、誰かに八つ当たりをしてストレス解消したい人々が多いんではないか? 
政治活動が、感情論や鬱積のはけ口としてしか機能していないなら、この国の政治が変わる日は遠ざかるであろう。その自覚を皆で共有してほしい。
気持ちが高ぶっているときには発言を控え、運動の派閥争いに巻き込まれないよう気をつけ、「基地反対」、「戦争反対」、「原発反対」といった基本を押さえた上で、ていねいな発言と行動をしていきたいものです。

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[[内海聡医師は「差別主義者」でも「親学」でもないが「困った」人物である]]

2016年9月2日金曜日

政治なんてアホらしいですか? ライフネット生命の出口治明氏はこう言ってます


ライフネット生命のCEO、出口治明氏はご存知ですか。

ネット上で、Facebookの創業者、マーク・ザッカーバーグやWikipediaの創設者ジミー・ウェールズ、お笑い芸人スギちゃんなどのポーズを真似したコンテンツでお馴染みかもしれません。

出口氏がなぜそうした若者に受ける大胆な広報活動ができるのか、彼の柔軟さの秘密がこちらのインタビューを読むとよく分かります。

20代の社員に「アホは出口さんです」と言われました
インターネットのコミュニケーション 出口治明編

20代の社員にアホ呼ばわりされても、それを鷹揚に受け止め、既成観念に捕らわれることなく、若者の感性を信頼して仕事を任す。
もしそれが失敗しても、そのときはそのときで考えればいいと腹をくくる。
経営者としてはそういう責任の取り方もあるわけですよね。

その出口氏が、次の記事では、誰にでも分かる簡単な投票の仕方を教えてくれています。

「誰も政治を教えてくれなかった」人たちへ(ポリタス 2016年7月3日)

こちらのインタビューに肝心の部分がよくまとまっていますので、ちょっと引用しましょう。
出口治明さん「日本はお金の教育をしていない」 ライフネット生命会長に聞く教養とは(ハフポスト日本版 2016年01月27日)

ヨーロッパの人と話をすると、選挙は学校で次のように教えられるのです。メディアが事前に選挙結果を予想しますが、その予想通りで良かったら三つ方法があります。投票に行ってその通り書く、白票を出す、棄権をする。すべて同じ結果になります。もしメディアの予想に反対なら、方法は一つしかない。行って違う人の名前を書く。これが選挙ですよと教えるのです。
日本ではこういう当たり前のことが教えられていないから、「ろくな候補者がいなかったら堂々と棄権しなさい」などと変なことを言う評論家がいたりするのです。ヨーロッパでは中学生以下のリテラシーです。

つまり、「社会の現状に納得していないなら、投票に行ったほうがいいですよ、そうでなければ、現状に降参することにしかなりませんよ」ということです。

今、日本の20代の投票率は30%台と、全体の平均の50%台とくらべても、非常に低くなっています。

これは若者自身の責任というよりは、社会の側の責任というべき事態でしょう。

18歳になれば選挙権が与えられ、投票に行くのが国民の義務だなどと言われても、どうやって候補者を選べばよいかも教えられず、せっかく選んで投票しても自分の選んだ候補が当選しないとなれば、投票に行くなんてアホらしいと考えるのも無理はないではないですか。

かくいう私は50代のおじさんですが、実のところ選挙で投票したことは数えるほどしかありません。

現在は海外にいるため、先日の参院選も投票することはできませんでした。

せっかく投票に行っても焼け石に水かと思うと、諦めの気分がもりもり湧いてきたりもするわけでして。

しかしです。

ぼくは気持ちを入れ替えました。

自分が入れる一票だけでは、焼け石に水にも思えます。

けれど、周りの人たちと話をしていくことによって、最初は小さなさざ波に過ぎなかったものが、時代を変える大きなうねりになる可能性だってあるのです。

ライフネット生命の出口氏が言う「選挙予想で優勢な候補の政策に賛成できなければ、別の候補に投票する」という、一番基本の考えから始めて、少しずつ政治の話をすることで、政治で「遊ぶ」ことを試してみたらどうかな、と思うのです。

リアルな友だちに面と向かって話すのに抵抗があれば、ネット上で発信をすることから始めるのもいいでしょう。

そんなにマジになりすぎず、冗談半分にやってみたってかまわないのです。

一人ひとりが自分なりのスタイルで、政治について気楽に語り、自分の考えにこだわって熱くなりすぎたりせず、自分の考えを説明し、人の話を聞いて、ああ、この人はこんな風に考えるのかと、落ち着いてやりとりができるようになったとき、社会はぐっと過ごしやすいものになるのではないでしょうか。

  *  *  *

こちらは出口氏の著書で、上に書いた投票の仕方や政治の話もあり、お金や経済の話もありで、なかなかおもしろい本だと思います。
『働く君に伝えたい「お金」の教養――人生を変える5つの特別講義』(ポプラ社 2016)

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