あーす・じぷしーの物語 - 「思い込み」から自由になるって、どーゆーこと?

[本の紹介]
Naho & Maho「EARTH GYPSY(あーす・じぷしー)」 Kindle版
Naho & Maho「EARTH GYPSY(あーす・じぷしー)」 単行本

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ぼくたちは生まれた瞬間から「思い込みのかご」を自分の周りに作り始める。

そう聞いたら、どう思いますか?

そして、多くの人は、丈夫に作ったその「かご」の中で、「かごの鳥」のような人生を送っているのだとしたら?

「かごの中の暮らし」が悪いっていうわけじゃないんですよ。

「かご」は安全のために役立ちますから。たとえば、「かご」の扉を閉めておけば、誰かが勝手に入ってくるのを防げます。外に出るときは扉を開ければいい。

ところがです。「かご」の外に出るのが億劫になり、不安になり、一生を「かご」の中で過ごすとしたら、どうでしょう?

なんだか、退屈な気がしませんか!?

ところが世の中うまくできたもので、「かご」の中でも退屈しないように、様々な娯楽が用意されてるんですね。

テレビを見るのも楽しいし、音楽があれば、ほかに何もいらない。インターネットを使えば、世界中の友だちとつながることができるし、退屈なんかしようがない。

おまけに、この「かご」は実に大きな「かご」なんです。何しろ、この宇宙全体がすっぽり収まってしまうんですから。

そんな「かご」があるわけないって?

ところが、あるんですよ。

それは、あなたの「頭」なんです。あなたの「心」なんです。あなたが作り出した「思い込み」なんです。

たとえばあなたは、「お金を稼がないと生きていけない」と思っていませんか?

ほんとにそうでしょうか。

世の中には自分ではお金を稼がなくても、ちゃんと自分の人生を生きている人がいます。

でも、あなたには真似できない?

それが「思い込み」ってやつなんです。

「真似できない」んじゃないんです。「真似したくない」んです。

この違いが、ひじょーーーに、重要ですので、ここのところだけ覚えてもらえたら、この記事を書いた甲斐があったというものです。

  *  *  *

さて、ここで「あーす・じぷしー」という本の紹介に入ります。

この本は、Maho ちゃんと Naho ちゃんという双子の姉妹が「100%こころとワクワクにしたがって生きる」という、壮大かつ痛快な実験をしてゆく姿を描いた実話の物語です。

双子であるがゆえに、互いに相手の心を読むことが簡単にできた子ども時代の二人、また、Maho ちゃんは共感覚の持ち主なので、音や人に色がついて見える。

そんな「二人」が「社会の縛り」を自ら解き放ち、自由な人生を生き始めます。さまざまな出会いが「二人」を導き、「600ドルとアメリカまでの片道切符だけを持って、"人生をかけた実験の旅"に出たおはなし」が展開されていくのです。

この「社会の縛り」っていうのが、「思い込み」ですよね。周りの「社会」に合わせないと生きられない、職を得てお金を稼がないと生きていけない、そうした様々な「思い込み」...... 。

他のみんなと同じく、たくさんの「思い込み」で自分たちをがんじがらめにしてしまって、息が詰まって苦しんでいた二人が、自由に生きている仲間と出会うことで、「思い込み」から解き放たれて、体も軽く、な世界を生き始める姿が、実に活き活きと描かれています。

うれしいことに、この物語の前半は、ネット上で読むことができます。

[こちらです→あーすじぷしー 第1話 (14話まであります)]

そして、この前半だけでも心揺さぶられること必至ですが、このお話にはさらに続きがあり出版されていて、Kindle 版も紙の書籍も両方あります。

[Kindle版→EARTH GYPSY(あーす・じぷしー) ]
[紙の書籍→EARTH GYPSY(あーす・じぷしー)]

前半を読んで気に入ったならば、ぜひご購入ください。

あなたの人生もになること請け合いです♬

  *  *  *

ちなみにこの本、アマゾンで見るとレビューのトップに、山川紘矢・山川亜希子夫妻のおすすめの言葉が。

「あーす・じぷしー」の物語には、代々木公園で有名な作家さんと会うエピソードがあるのですが、それって山川紘矢氏のことなのかな、と想像も膨らみます。

「あーす・じぷしー」は、夫妻の翻訳した「アウト・オン・ア・リム」「アルケミスト」から生まれたわけですから、ここにおすすめがあるのもよく分かるのですが、なんと Naho ちゃん、Maho ちゃんは、山川紘矢氏と共著で「受け入れの法則」という本まで出しているのですね。

いやー、ぼくが知らない間に、日本にこんな素晴らしい世代が育っていたとは、まったくの脱帽ものです。

と、いうようなわけで、今回は「思い込み」から自分を解き放ち、自由な人生を生きてみませんか、というお誘いのお話でした。

  *  *  *

さて、最後に、一番かんじんな話をもう一度、書いておきましょう。

あなたが「できない」と思っていること、それは本当は「できない」んじゃなくて、「したくない」んです。

「かご」の外に出てみようかなという気持ちになったら、そのときは、ぜひ、外に出て自由で新鮮な空気を吸ってみてください。

きもちいいはずですよ。

ただし、そこには「危険」もあります。そこのところも、きちんと押さえといてくださいね。

てなことで、今日のところはここまでです。

それでは、みなさん、またお会いしましょうーー。

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